読書日記2024-201

いつか月夜

寺地はるな(著)

[角川春樹事務所2024年8月発行]


いつか月夜 [ 寺地 はるな ]

 

あらすじ

会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安(「モヤヤン」と呼んでいる)にとり憑かれるようになった。 特に夜に来るそいつを遠ざけるため、とにかくなにも考えずに、ひたすら夜道を歩く。 そんなある日、会社の同僚・塩田さんが女性を連れて歩いているのに出くわした。 中学生くらいみえるその連れの女性は、塩田さんの娘ではないという……。 やがて、何故か増えてくる「深夜の散歩」メンバー。 元カノ・伊吹さん、伊吹さんの住むマンションの管理人・松江さん。 皆、それぞれ日常に問題を抱えながら、譲れないもののため、歩き続ける。 いつも月夜、ではないけれど。

感想

寺地作品は17冊目。かなり読んでますね〜気づき

色んな引き出しを持たれている作家さん。

今回は読みながら…

あれ?小野寺さんだっけ?

と思える話だった(;^ω^)

なので悪くはないけど…もうひとつ肝心な事が伝わりにくかったかも…

生き辛い人たちの生き辛さを受け入れる世界…それがここでは夜に歩く!?

ひとり歩いていたはずが、いつの間にか共に歩く仲間が増えた。

そしてその誰もが他人にはわからない、わかるはずもないものを抱えて生きているんだよね…。


私もほぼ毎日夜に歩いているけど、自分を見つめたり過去を思い出したり…悩みがある時ほど歩きたくなる!ウォーキングだけど

そこは主人公の冬至くんと同じだわ〜

私が思う究極は、四国八十八ヶ所遍路を歩く!これは自分と向き合い人生観も変わると思います😊


本文中に出てくることわざ、知らなかったので調べてみた。

いい意味と戒め?平穏に暮らせるのはいちばん幸せですよね!


そうそう、子供に嫌がられても荷物を送る親。

あるあるだけど、それって何ていうか…繋がっていたいと思う親の気持ちなんじゃないかな?物よりも心よ(^_-)-☆



今回はヤバいぞ〜(;^ω^)
今週ゲット本と手持ち本でタワーにしたら崩れた…(^o^;

ありがとうございましたm(_ _)m