読書日記2024-193

クスノキの女神

東野圭吾(著)

[実業之日本社2024年6月発行]


クスノキの女神 [ 東野 圭吾 ]

 

  あらすじ

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。 一方、認知症カフェで玲斗が出会った記憶障害のある少年・元哉は、佑紀奈の詩集を見てインスピレーションを感じる。 玲斗が二人を出会わせたところ瞬く間に意気投合し、思いがけないプランが立ち上がる。 不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。 待望のシリーズ第二弾!


  感想

好き嫌いが分かれた前作『クスノキの番人』、私はかなり好みだったので、続編が出たと知り直ぐにリクエスト予約した。人気者の東野圭吾さんはまだ購入前なのに80数人の順番待ち…


しかし待った甲斐がありました!

前作を上回る感動本でした笑い泣き 

切ないラストだったけど、大事なことを教わり心温まるお話です!


前作とは少しテイストが違うような?

しかし、玲斗くんの成長も目覚ましいし、話も心に響きウルウル…えーん


記憶障害や認知症…

我が家では義母がまさにMCI。千舟さんはその差がハッキリしているけど、実際はもっと曖昧だし常に苛つく状態もね…。


《大切なのは今です。今、健全な心を持っていられるのなら、それで幸せなのです》

《大事なことは、今、好きな人たちと一緒にいて、自分が生きていると実感できるなら、それで十分に幸せなんだと思えることなんだ、と。》


望みや願望は誰にでもあって当たり前だけど、今を見つめ直して幸せを感謝しないとですね照れ


これは…完結?続編はまたあるのか?


ありがとうございましたm(_ _)m