読書日記2024-187
妻は忘れない
矢樹純(著)
[新潮文庫2000年11月発行]
![妻は忘れない (新潮文庫) [ 矢樹 純 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/3816/9784101023816.jpg)
あらすじ
葬儀の晩に訪れた、前妻
急速に距離を詰める、ママ友
私の知らない──姉
私はいずれ、夫に殺されるかもしれない。 義父の弔問に訪れた前妻の佑香。 夫は彼女とよりを戻したのではないだろうか。 苦悩が募る中、通勤バッグにある物を発見してしまう(表題作)。
日常を一本の電話が切り裂いた。 大学生の息子哲生から元交際相手傷害事件について話を聞いている。 刑事がそう告げたのだ(「戻り梅雨」)。
平凡な家庭に潜む秘密を鮮やかに浮かび上がらせる、5篇の傑作ミステリ。解説・千街晶之
感想
お邪魔したブログで拝見した本だったかな?リクエスト予約が入るまでに、予約かごにある予約数なしの他区の取寄せ本をと入れた1冊。
5編の短編集で、最初の2編は結構強かな女と、善良でお人よしの気弱男が登場するパターン?
イヤミスと思わせて→そうではなかった
こういう系統なのかな?と思いきや…
引きこもりのヤバい系男と歪さ、疑心、愛情、憤怒などの感情が渦巻く方向へ。
全て家族が関係するミステリーかな?
夫婦、恋人、姉妹、親子それぞれの間に些細な亀裂が生じ破滅へ向かいそうに…。
読み応えはあるけど、あまりいい読了感ではなかったかな
ありがとうございましたm(_ _)m