読書日記2024-184

オイサメサン

神津凛子(著)

[講談社2023年9月発行]


オイサメサン [ 神津 凛子 ]

 

  あらすじ

小学生の夏休みに霊が「視える」ようになった鈴。

初めて視たのは、赤い服を着た爪のない不気味な女の霊。 怖い、怖い、怖いーー。 怯える鈴を救ったのは、祖母がくれた「オイサメサン」の指輪だった。 だが9年後のある日、バイト先のファミレスで「祓える」男に出会う。 彼はオイサメサンは詐欺師だと吐き捨てた。 オイサメサンは、詐欺師なんかじゃない。 しかし、赤い女は9年経った今でも鈴のことを追いかけていた。 鈴はある殺人事件に巻き込まれ、予想もしない運命に呑まれていく。 

映画『スイート・マイホーム』で話題! 注目のホラー作家、躍進!


  感想

神津作品4作目。

前回読んだ時に、神津作品のそれ以前の本の感想として

(その前の本)『サスペンスでありホラーでもあるかな?』としていて、今回も全く同感でした! 著者の作風は永遠?》

とありました。

で、やはり今回も全く同じ!

ではなく、完璧にホラーでオカルト時々サスペンス…怖かったぁー!


〃視える人〃 これは否定しないけど、そこから広がる話には恐怖と嫌悪感が…

で、最終的には死んだ人より生きている人の方が怖い!


427ページの長編、事件の結末と"視える人"がどう決着するのかが気になり、2日間で読破!1日目の夜はヤバい夢をみたし…


こいつ怪しい!は正解だったけど、そこまでなのか…と恐ろしくなった…

オイサメサンはもしかして…は伏線を見逃さなかったし〇🙆


しかし、しかし、結末が消化不良!

これって続編あってもいいんじゃ…?


恐怖と嫌悪感、そしてミステリの謎解きに興味がある方にお勧めです!

アタシ?嫌いじゃないですぅ〜てへぺろ


死者の霊も生者の念も…人に憑く。ものに憑く。場所に憑く。だが、霊たちは語らない。理由も名前すら教えてくれないが、彼らには果たしたい願いがある。強い想いがある。その念が彼らをこの世に留めている》


ありがとうございましたm(_ _)m