読書日記2024-184
オイサメサン
神津凛子(著)
[講談社2023年9月発行]
![オイサメサン [ 神津 凛子 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4555/9784065314555_2.jpg)
あらすじ
小学生の夏休みに霊が「視える」ようになった鈴。
初めて視たのは、赤い服を着た爪のない不気味な女の霊。 怖い、怖い、怖いーー。 怯える鈴を救ったのは、祖母がくれた「オイサメサン」の指輪だった。 だが9年後のある日、バイト先のファミレスで「祓える」男に出会う。 彼はオイサメサンは詐欺師だと吐き捨てた。 オイサメサンは、詐欺師なんかじゃない。 しかし、赤い女は9年経った今でも鈴のことを追いかけていた。 鈴はある殺人事件に巻き込まれ、予想もしない運命に呑まれていく。
映画『スイート・マイホーム』で話題! 注目のホラー作家、躍進!
感想
神津作品4作目。
前回読んだ時に、神津作品のそれ以前の本の感想として
《(その前の本)『サスペンスでありホラーでもあるかな?』としていて、今回も全く同感でした! 著者の作風は永遠?》
とありました。
で、やはり今回も全く同じ!
ではなく、完璧にホラーでオカルト時々サスペンス…怖かったぁー!
〃視える人〃 これは否定しないけど、そこから広がる話には恐怖と嫌悪感が…
で、最終的には死んだ人より生きている人の方が怖い!
427ページの長編、事件の結末と"視える人"がどう決着するのかが気になり、2日間で読破!1日目の夜はヤバい夢をみたし…
こいつ怪しい!は正解だったけど、そこまでなのか…と恐ろしくなった…
オイサメサンはもしかして…は伏線を見逃さなかったし〇🙆
しかし、しかし、結末が消化不良!
これって続編あってもいいんじゃ…?
恐怖と嫌悪感、そしてミステリの謎解きに興味がある方にお勧めです!
アタシ?嫌いじゃないですぅ〜
《死者の霊も生者の念も…人に憑く。ものに憑く。場所に憑く。だが、霊たちは語らない。理由も名前すら教えてくれないが、彼らには果たしたい願いがある。強い想いがある。その念が彼らをこの世に留めている》
ありがとうございましたm(_ _)m