読書日記2024-180

 モノ

小野寺史宜(著)

[実業之日本社2024年8月発行]

 

モノ [ 小野寺 史宜 ]

 

あらすじ

一本のレールが心をつなぐ――日本初の「モノレール小説」!
モノレールに乗る人、モノレールを支える人。 一本のレールがつなぐ人間ドラマを、お仕事小説の名手が、あたたかい筆致で描き出す。 2024年に開業60周年を迎えた「東京モノレール」を舞台に描く、日本初「モノレール小説」出発進行!

【本書の目次】

*清藤澄奈 三十五歳 総務部 

*梅崎初巳 三十歳  運輸部、乗務区乗務員

*水村波衣 二十五歳 営業部、駅社員

*杉本滋利  四十歳 技術部、施設区線路

*『東京モノライフ』

*あとがき

*おまけ


感想

最近の小野寺作品は、やたらと土地に執心されている気がする…

今回はモノレールだけど(^o^;


あとがきを読んで、小野寺さん自身が東京モノレール好きで、取材で経験した全てをとその想いを詰め込んだのだと分かりました!(ΦωΦ)フフフ…少年のようね


そのあとがきとおまけが、この物語を一気に押し込んでくれた気がします照れ


私はかなり前に一度だけ乗ったことがあるけど、ここまで詳細に語られたら乗りたくなった人も多いのでは?爆笑

どんな職業の人にも人生ドラマはあるのよね〜。そこにモノレールを絡めるお仕事小説!?

ジャズの話で4Pも使うのも小野寺さんぽいし、モノローグ・モノクローム・モノトーン モノグラム·モノラムなんてのもあるで
モノ繋がりを見つけるのもお上手拍手拍手

でも、あまり細かい路線や乗換の説明は必要ないんでは?興味がないものには退屈かも…

ありがとうございましたm(_ _)m