読書日記2024-164

桜色の風

茶屋「蒲公英」の料理帖

五十嵐佳子(著)

[PHP文芸文庫2023年5月発行]


桜色の風 茶屋「蒲公英」の料理帖 (PHP文芸文庫) [ 五十嵐 佳子 ]

 

あらすじ

四十年勤めた武家奉公を終えたさゆは、甥夫婦が営む薬種問屋に身を寄せて隠居するも、これまでの充実した日々から一転、張り合いのない生活に嫌気がさしていた。 幼馴染の小夏との再会をきっかけに、「自分のやりたいこと」は何かを考えた末、家族の反対を押し切って茶屋「蒲公英」を開店。 五十五歳にして初めての商売、町家暮らしに戸惑いながらも、料理上手で聞き上手なさゆのもとには、悩みを持つ人が訪れるようになり――。 長年の武家奉公で鍛えた料理の腕と生きる知恵で、江戸の人びとの心を癒やす人情時代小説。




感想

初読みの作家さん。江戸の人情と食の時代小説。


隠居したおばあちゃん、好きなことを仕事にします!


この帯にもソソられたけど、主人公のさゆさんはまだ55歳なんですわ。
隠居やおばあちゃんは…(´ε`;)ウーン…
江戸時代ならば仕方ないか?

美味しそうな料理の描写の数々と、時代は違えど、家族や友人関係そして日々の心の持ち方等が、現代でも参考になります!

こういうお話しは読んでいても楽ですね!
元はアンソロジーで初出だったようで、そちらのアンソロも読んでみたいです(^^)/

そして、これは続編ありだな〜と思いやもう出てきました(^o^;
続編『想い星』
アンソロ『はらぺこ』『まんぷく』
探さなくっちゃ(⁠^⁠3⁠^⁠♪

ありがとうございましたm(_ _)m