読書日記2024-163

光の粒が舞いあがる

蒼沼洋人(著)

[PHP研究所2024年7月発行]


光の粒が舞いあがる (カラフルノベル) [ 蒼沼 洋人 ]

 

あらすじ

中学1年生の心愛は母親と二人暮らし。仕事が忙しい母親を助けるため、部活動を諦め家事の手伝いに奮闘する日々を送っていた。 そんな心愛のささやかな楽しみは、駅前のボクシングジムで練習に励む少女を眺めること。 踊るように、舞うようにサンドバッグを叩くその姿は、見ているだけで胸のモヤモヤが吹き飛び、前向きな気持ちになれるのだった。 しかしある日、見つめていることが少女に気づかれてしまい……。 ボクシングを通じて紡がれていく絆。絆を通じて解かれていく迷いと悩み。 迷いと悩みを通じてたどり着いた、「自分がするべきこと」とは?



感想

だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。

そうしてひとは、強くなる。


新刊案内を見ている時に、この弾けるような笑顔の表紙が気になり予約。

ティーン分類だったとは、読み始めるまで気づかず、プロローグの文字のデカさにビックリ(⁠・⁠o⁠・⁠)


でも大人が読んでも心が揺さぶられるとても良い物語だった。

読みだしたら一気!2時間ほどで読了〜(^^)v 文字も大きくて行も少ないのはやはり児童書?


主人公は中学生。シングルで頑張る母を助けようと、家事をこなし言いたいことも我慢する健気さ…

家でも学校でも飲み込むことばかりで溜め込む姿に、おばちゃんは泣きそうになったよ泣


間に現れるイラストがこれまたいいーーキラキラキラキラ微笑むこと間違いなし!


母もねぇ…一生懸命なんだろうけど、偏りすぎで考えも男も視野が狭過ぎて呆気にとられた。

やはり我慢するのは子供なんだからハッハッ


いろんな意味で子供も大人も強くなりたいんだよね!


いいねぇ〜この笑顔😁

ありがとうございましたm(_ _)m