読書日記2024-155

町なか番外地

小野寺史宜(著)

[ポプラ社2024年5月発行]


町なか番外地 (一般書 459) [ 小野寺 史宜 ]

 

あらすじ


目次
ベルジュ江戸川二〇一号室 佐野朋香
ベルジュ江戸川一〇二号室 片山達児
ベルジュ江戸川二〇二号室 青井千草
ベルジュ江戸川一〇一号室 新川剣矢


マッチングアプリで知り合った二人目と別れたばかりの佐野朋香。 妻とも娘ともうまくいかず、仕事も行き詰まる片山達児。 むかしの仲間を若くして喪った青井千草。 後輩の陰口にショックを受けて会社を辞め、半年が過ぎた新川剣矢――。

平凡な暮らしが揺れ始め、岐路に立つ四人。 小さなアパートの住人たちが紡ぐ愛しい日々の物語。




感想

小野寺さんらしい作品で、しんどい時でもするする読める感じですね〜


文体、会話そして必ずやフルネームのこだわり、小野寺節さく裂ダッシュ笑


小野寺さんは好きでかなり読んでいるけど、ちょっとその小野寺節が…ちと飽きてきたか…(´ε`;)ウーン…


最近の作品で多い場所の拘りも、知らない者には思い入れがないので、◯◯線や◯◯駅の読み流してしまうし(^o^;

"番外地"を軸にするためには必要なのかもしれないけど…。


《明らかに存在しているのにどこだかはっきりしない場所。既存の枠から外れてしまった宙ぶらりんな場所》


そういうことを書きたかったのか??


思わず調べてしまった篠崎やポニーランド、妙見島、本当にあるんだ!とは驚きだけどね。


まぁね、これが小野寺さんらしい普通の人の日常を切り取った優しい連作短編集なんでしょうね(^_-)-☆


《夫婦って基本一緒にいるのよ…別れるまではちゃんと努力するの》

なるほど!努力しましょうかね(^^)/


ありがとうございましたm(_ _)m