読書日記2024-150
首都襲撃
高嶋哲夫(著)
[PHP研究所2023年8月発行]
あらすじ
夏目明日香は、一年前の官邸襲撃事件のトラウマを抱えつつも、総理付きSPとして復帰した。 一方、総理の新崎は、欧米で立て続けに起きたテロ事件に対抗し、〈テロ撲滅世界会議〉を東京で開催すると宣言。 しかしその結果、東京がテロの標的となることに。 そんな中、六本木で最初の爆発事件が起きた…。 さらに国際会議を守るべく奮闘する明日香たちの作戦はテログループに漏れ、対策は後手に回り続ける。 裏切り者は誰なのか? そして会議の開催の行方は!?
本当に日本は安全なのか、安全保障対策は万全なのかをあらためて問いかける、首都・東京の危機を描いた傑作長編。
感想
新刊で予約して10ヶ月、やっと回ってきました!(蔵書1冊なので)
まずは前作の『官邸襲撃』を読んで、首をなが〜くして待ってたけど、記憶能力が直ぐに上書きされるお年頃には長すぎた…
しかし…すごい!
前作も躊躇ないテロ行為に慄いたけど、今回はもっと壮絶で…
そんな簡単に殺すなよ
かなりの地獄絵図ですね…
先日読んだ『爆弾』でもボンボン爆発したけど、そんなの比じゃない…
《テロ撲滅世界会議》を阻止しようとする反逆グループとの闘い。
そこに政治的な絡みもあり、誰が味方で誰を信用していいのか…
しかし…あぁ〜コヤツが怪しい!が早い段階で分ったぜ
初の女性総理大臣、そのSP、ワシントンポストの記者、元少女兵の母娘、女性の活躍と格好良さが際立ったお話でした!
最初から最後まで、ハードな場面がずっとノンストップでの460ページ
平和ボケしている私達には刺激的なお話し。
しかし、いつこれが現実になるかは分からない…それが高嶋作品です!
気になった方、お試しあれ〜(^^)/
ますは『官邸襲撃』からぜひ!
ありがとうございましたm(_ _)m