読書日記2024-144

あの光

香月夕花(著)

[集英社2023年9月発行]

 

あの光 [ 香月 夕花 ]

 

  あらすじ

ハウスクリーニングサービスで働く高岡紅は、丁寧な仕事と気配りで指名が入るほど信頼を得ていたが、待遇の悪さや部下の対応に腐心する日々に疑問を抱いていた。 そんな折、十代から水商売で身を立てた母・奈津子から独立を促され起業を決意。 仕事は軌道に乗り、親しい顧客の勧めで「開運お掃除サービス」を新たな事業として立ち上げる。 経験を活かした実践術と母親譲りの弁舌で聞くものを魅了し、一躍時の人になるも、ある日、紅のメソッドを曲解した教え子の行動がSNSで批判されているという知らせを受ける。 窮地に追い込まれた紅は起死回生を図るのだが……。 自己啓発と承認欲求の闇を撃つ問題作。


  感想

またまた初めましての作家さん。

タイトルから想像した話とは違ったかも…


"お掃除で開運" 

よく聞く言葉だけど、確かに一理あると思うし、どちらかというと基本的なことじゃないかな!?


ただそれが行き過ぎ、あまりにもスピリチュアルな方向に傾いてしまったらアウトバツレッド


信仰宗教と同じで、弱っている人達にはそれが唯一の救いの手となってしまうんだな…

紅本人が危ういことをしていると自覚していながら止められなくなっていく過程に、ハラハラしながら目が離せなかった…


で結局、ゴミ部屋かいピリピリ

なんか可哀相にしか思えなかった…


結局は母娘関係からの逃避?卒業?

言いたかったのかな?

ちょっと回りくどい表現が疲れた(ーー;)


ありがとうございましたm(_ _)m