読書日記2024-127

天国からの宅配便③

時を越える約束

柊サナカ(著)

[双葉社2024年4月発行]

 

天国からの宅配便 時を越える約束 [ 柊 サナカ ]

 

あらすじ

依頼人の死後に届けものをするサービス「天国宅配便」の配達人・七星が贈る感動のシリーズ第三弾! 
姉を許せないまま生き別れた女性に届いた小包み。高校生が通う大好きな食堂の営業最終日。 子供の頃ファンレターを送った漫画家からの思いがけない返事。 老人が美術展で知り合った少年と交わした〝賭け〟。
心温まる四編+エピローグを収録。


感想

シリーズ第3弾。

何となく気になり読んでしまう本。

《大切なあなたへ人生最後の贈り物を》

この言葉に惹かれてしまいますてへぺろ


シリーズが進むにつれて、宅配便の役目重視より届け先の人の人生が重視されているような…

天国宅配便は重要な要だけど、出しゃばり過ぎず見守る立場になってきてます!


依頼人の様々な思いに涙したり、心打たれたり…、そしてその思いに気付くことで、受け取った側に大きな変化にあるんですよね。


本書では第2話と第4話、どちらも亡くなったのはおばあちゃんで、年齢を重ねた女性ならではと思わせる大切な人への心遣い。

その"最後の贈り物"が温かくて心を揺さぶられました飛び出すハート


でも私が一番気になったのは、第1話『パンドラのひみつ箱』

不器用な中年女性のトラウマからの硬い心が解れていく様に思わずウルッ〜でした泣

思わず良かったね!と照れ


ありがとうございましたm(_ _)m