読書日記2024-115

声をあげて

五ノ井里奈(著)

岩下明日香(構成)

[小学館2023年5月発行]


声をあげて [ 五ノ井 里奈 ]


あらすじ 

震災を契機に自衛官を夢見た少女は、入隊後、絶望を味わった。 訓練中の性暴力を報告するも自衛隊は黙殺。 そして彼女は実名・顔出しでメディアに訴えることを決意したが……日本中に勇気を与えた五ノ井里奈の物語。
「(わたしが)声をあげて」と「(あなたも)声をあげて」という2通りの意味をタイトルに込めました。 読み終わったあとに一歩踏み出す勇気を感じてもらえたら嬉しいです――五ノ井里奈



感想

ずっと気になっていた本。


私がこの事件を知ったのはいつだったんだろう?

最初は五ノ井さんの記者会見を報道で知り…『凄い勇気ある女性だ!』

と傍観者として思っただけだったと思う。


その後もテレビや週刊誌、新聞でチラチラと見ていたけど、同じ感想でリスペクトだけだった…


加害者に謝罪されて一件落着?!

で、終わったのかと思っていたので、この本もその集大成だと思っていた。


読んで驚いた!

こんな過程があったことは勿論、彼女の震災経験から心の内、今も闘いの最中だということも…


本当によく頑張ったね!

目の前に彼女がいたら、思い切り抱き締めてあげたい!!

読みながら色んな感情が溢れて涙が止まらなかった泣


彼女が命を削り訴えたことは、自衛隊のみならず社会全体、日本全体に響いたと思っている、いや信じたい!

そうでないならば、この社会も国も明日は見込めないじゃないかピリピリ


誹謗中傷も覚悟で、顔も実名を公表した五ノ井里奈さんを尊敬します。


たまたまこのタイミングで…

7月10日の新聞
お疲れ様でした!

ありがとうございましたm(_ _)m