読書日記2024-112
鳥人王
額賀澪(著)
[光文社2024年2月発行]
あらすじ
俺の人生、もっと高く跳べるはず
売れない芸人と五輪代表候補の大学生。 二人を繋ぐのは棒高跳だった。
「不思議なんですよね。 漫才のコンテストで落ちたのは仕方ないって思ったのに、棒高跳で負けて、悔しいって思うんだなって」
お笑いでは芽が出ず、身体能力ばかりが評価され、番組の企画で棒高跳に挑戦することに
なった崖っぷちの芸人。 その番組を通じて共演するのは、パリ五輪が目標のいけ好かない大学生アスリート。 出会うはずのなかった二人、それぞれの跳躍の先に広がる景色は――。
感想
額賀澪さんのスポーツ小説は鉄板だわ〜
棒高跳びってどちらかといえばマイナーなスポーツ?!
もちろん競技名はお馴染みだけど、詳細を知っている人ってあまりいないのでは?
ポールって日本では製作されてないこと、価格が10万もすること、私なんて飛ぶ時にポールをボックス(穴)に入れる!と知らなかったし(^o^;
普通に地面について飛んでいると…
どんな世界も奥が深いですね〜
スポーツ能力を競うバラエティ番組しかレギュラーがない売れない芸人の人生
美談をクローズアップされるスポーツ選手の心のうちの葛藤
それぞれが自分の壁を乗り越え、そして限界を超えていく様に感動!
それにポールの研究をしている人とプロデューサーの人生も絡んだり
オリンピック、マスターズ、どれも良い展開でした!
ありがとうございましたm(_ _)m