読書日記2024-103
エンジェルフライト
国際霊柩送還士
佐々涼子(著)
[集英社2012年11月発行]
あらすじ
ママが遺体にキスできるように。それが彼らの仕事。 国境を越えて遺体を家族のもとへ送り届けるのが国際霊柩送還士の仕事。 日本初の専門会社で働く人々と遺族の取材を通して、筆者は人が人を弔うことの意味、日本人としての「死」の捉え方を知る。
感想
ブロ友さん情報でドラマの放送を知り、聞き慣れない《国際霊柩送還士》というのに興味を持ち毎週見てます。あまりドラマを見ない私がね
それで原作(ノンフィクション)があると知り検索すると予約なしで借りられました。その後続々と予約が増えててビックリ!やはりドラマの影響かな?!
ドラマもかなり辛辣な場面も多く、毎回胸に迫る想いが交錯するけど、本の方もかなりリアルに書かれてました。
東日本大震災、その半月ほど前に起こったNZ地震の話には鳥肌が立ちました…
親を失うと過去を失う
配偶者を失うと現在を失う
子を失うと未来を失う
損傷の激しい人間の姿をとどめない人を蘇らせるエンバーミングの技術…。
ただご遺族の元へ帰してあげたい想い、「人間への尊厳」を第一にするエアハースの人々…。
ドラマも本も涙なしではいられません
が、あまりに胸を突かれる思いをすると涙って出ない?ドラマでは回を重ねる毎に涙腺が詰まったしまったようです…
主演の米倉涼子さんは、本に書かれていたエアーハースの社長木村利惠さんと酷似してて男前
原作よりも少し若い設定かな?
その米倉涼子さん、「脳脊髄液減少症」という病の闘病をあさイチで語られてました。
もう凄い!としか言いようのない女性!!彼女を見る目が変わりました!
ありがとうございましたm(_ _)m