読書日記2024-89
絶声
下村敦史(著)
[集英社2019年8月発行]

あらすじ
親父が死んでくれるまであと一時間半――。 もう少しで巨額の遺産が手に入る。大崎正好はその瞬間を待ち望んでいた。 突如、本人名義のブログが更新されるまでは……。
『私はまだ生きている』 父しか知り得ない事実、悔恨、罪などが次々と明かされていく。 その声が導くのは、真実か、破滅か。 驚愕のラスト&圧倒的リーダビリティの極上ミステリー!
感想
お名前はよく目にしているけど、多分初読みの作家さんだと…
ストーリー的には目新しくはないけど、何故かどんどん読みたくなり一気読み!
遺産相続を巡り相続人達の醜い争いが焦点なんだけど、読んでいて気分は悪いですね…
行方不明の父のブログの謎、なんか変だとは思ったけど、そういうことか!
が、特にスッキリするオチでもなかったな
結局は"家裁調査官"が締めるのも…ん?
A子さんの行動も謎だし、結局は遺産はどうなったんだ??
文中で失踪宣告が出た家族について
《色んな意味で死は一つの区切りなのだ。日々削られていく神経だけはどうにもならず、相反する感情の板挟みになって葛藤する。それならばいっそ…。そう思ってしまう本音を一体誰が否定できよう。》
日々大変な介護をしている人にも伝えたい言葉、
介護していなくても思うことはあるしなぁ
ありがとうございましたm(_ _)m