読書日記2024-81

スピノザの診察室

夏川草介(著)

[水鈴社2023年10月発行]


スピノザの診察室 [ 夏川 草介 ]


あらすじ 

雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。 三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。  哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。



感想

本屋大賞2位の本で、地元が舞台だというのもあり、ずっと読みたいと思っていた本。


ひと言でいうと…いい本です!

『神様のカルテ』を思い出す不器用で誠実でちょっと変人ぽい主人公爆笑


自然な心温まるやり取り、緊迫した手術シーン、完治の見込みの無い高齢者の看取りなど、これまた『神様のカルテ』感ありありグラサン


舞台の京都の和菓子をふんだんに取り入れた辺りはご愛嬌?てへぺろ

京都伝説イケズさを売りにしていないところがいいわ!


笑いあり涙ありリアリティありのお話、お医者さんの心情にもグッとくるし、その過酷さをも知らされました。精神科医の苦悩は想像以上だった…


登場人物の特徴的な名前が気になり調べたら…

ほほぅ〜日本酒?グラサンお好きなのかしら?



ネットより拝借


ありがとうございましたm(_ _)m