読書日記
敬語で旅する四人の男
麻宮ゆり子(著)
[光文社2014年7月発行]
あらすじ
真島圭太(29) 律儀で真面目、振り回され上手なモラリスト
繁田 樹(33) 上昇志向が空回りする、女好きバツイチ研究者
仲杉幸彦(28) チャラい言動で自爆しがち、人なつっこい営業マン
斎木 匡(30) 人の気持ちをはかるのが絶望的に不得意なイケメン
仲良くもなく、友だちでもない四人の青年。ひょんなことから連れ立った旅先に、それぞれの人生の答えがあった!……のか?
感想
読友さんご紹介の1冊。
読まれた方の反応も良かったし気になった本です。
四人の男性の短編連作
ちぐはぐな会話、歯がゆい距離感。四人それぞれの、ひそやかな決意――
佐渡ヶ島・京都・鳥取・熱海
タイトル通り、旅する四人ね。
それぞれに抱えている悩みを、他の3人が上手くフォローしつつ関わる話だけど、最終的には四人共に繊細で優しいのよね〜
温かさと切なさとモヤモヤが残るお話でした
斎木くんの特性?障害?
それを分かってくれる友達や彼女がいて、他の周りの人も理解があれば多少なりとも生きづらくないかな…
続編?も一緒に借りたので、ちょっと休憩してから読みます!
余談ですが…
京都での愛宕登山をする話には、私が知る情景と余りにリアルで、頭には映像が浮かびました
私も人生で10回いや20回は登ったかも…息子の3歳登山もしました!
今はもう体力的に引退したけど、最後に登った話がブログにも残ってました!ご興味があれば還暦の挑戦