読書日記2024-56
たわごとレジデンス
原宏一(著)
[祥伝社2023年8月発行]
![たわごとレジデンス [ 原宏一 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6463/9784396636463_1_3.jpg)
あらすじ
舞台はシニアのための高級マンション。 ひと癖もふた癖もある令和の高齢者と彼らに振り回される若者世代との確執を奇想小説の名手が鋭く描いた人間図鑑。 虚言、妄信、陰謀論―― セレブなシニアの真実はどこに…。
東京郊外の一等地にそびえ立つ高級分譲マンション 『レジデンス悠々』。 最上階ともなれば分譲価格は二億円を下らない、セレブだけが入居できる終の棲家である。 住人は何ひとつ不満のない老後を謳歌している……はずだった。 奇想天外な放言に振り回される、珠玉の5編
感想
セレブが終の住処として暮らす高級マンションで巻き起こる5つの物語。
共有施設棟にはレストランにジム、図書室、集会室や健康相談室など充実の設備があるんだもの、そりゃ〜余程の財産持ちさんしか入れないわね
その分というか、やっぱりというか…一癖も二癖もある老人達に翻弄される従業員達、露見する品性…
お金があっても、人として他人を思いやる気持ちが無いのは読んでいても気分が悪かった…
最終話以外は、どの話も結末はスッキリしなかったしね。
その最終話の一説に
《一般に還暦過ぎの女性というと老婆だと思われがちだか、今どきのセレブなアラカン女性には当てはまらない》
って、セレブじゃないと当てはまるのか?
庶民のアラカン女性としては見逃せない言葉だわ
ありがとうございましたm(_ _)m