読書日記2024-42
私たちの世代は
瀬尾まいこ(著)
[文藝春秋2023年7月発行]
あらすじ
いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生!
「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」 今でもふと思う。 あの数年はなんだったのだろうかと。 不自由で息苦しかった毎日。 家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。 多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。 それでも、あの日々が連れてきてくれたもの、与えてくれたものが確かにあった――。
感想
コロナ禍だった時代…
って、もう過去のことにしている〜
あんな時代があるなんて、誰もが想像すらしなかったし、そんな不自由な時期をよく何年も耐えましたよね!![]()
小学3年生でコロナ禍となった冴と心晴が社会人になるまでの物語。
小学生でそんな体験をした子たちが、どういう想いを持ち、どういう成長をするのか…
読み始めてコロナの話はもういいな…と少し惰性で読み続けてたら、中盤から最後の結末まででグーンと盛り上がってしまった![]()
小学3年生と、その子たちの10年後のエピソードが交錯する描き方に少し戸惑ったが、次第に人物像が一致、それぞれの関係性も見えてくると面白くて最後まで一気読み。
さすが瀬尾さん、時代と世代と現代の問題も絡めて、明日が明るくなるような締め方で読後感さわやか〜![]()
ありがとうございましたm(_ _)m
