読書日記2024-41

死んでしまえば最愛の人

小川有里(著)

[草思社2023年11月発行]


死んでしまえば最愛の人 [ 小川 有里 ]

 

あらすじ

古希を過ぎても恋に萌える男女、犬も食わない(?)老年夫婦の秘密、驚くべきイマドキ家族の実態、高齢者ならではの本音の友情物語、いるいる&あるあるシニアの加齢な日常…。 身につまされる! いるんだ、こんな人!  読みだしたら止まらない、あなたのまわりにもありそうな39の人間模様。 シニア向け老年エッセイで人気を博す著者、渾身の超短編小説集!


感想

タイトルを見て読んでみたいと思い予約した本。


《著者のあとがきより》

この本は今どきの60代〜90代の、すべて実話の話をもとにした超短編小説集である。


39篇の超短編はどれも楽しめた。

なんせ60代~90代のシニア世代の実話を元にしているので、どの話もリアリティありありで、読み終わる度に『ふっ』苦笑いアセアセ


中には噴き出すものもあり、どれも作り話の様に滑稽ではあるけど勉強にもなった!

自分自身というより、うちには90歳の義父母がいるので、この人達と比べるたり年寄りの扱い方とかね笑介護脱毛なんて言葉を初めて知った!


印象に残った話は『キャッツ愛』『親孝行も金次第』そしてタイトルの『死んでしまえば最愛の人』


毒舌なババアたちの本音、知りたい人はぜひおいで


初読みの作家さん、小川さんが1946年生まれの高齢者であるのも、この話がリアリティある要素ですね。


ありがとうございましたm(_ _)m