読書日記2023-260

レペゼン母

宇野碧(著)

[講談社2022年8月発行]

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レペゼン母 [ 宇野 碧 ]

 

あらすじ

マイクを握れ、わが子と戦え!
山間の町で穏やかに暮らす深見明子。 女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。 そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。 「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」 明子はマイクを握り立ち上がる――!
第16回小説現代長編新人賞受賞作。


感想

まずレペゼンって何?から始まり…


その言葉通り、始終ヒップポップが主だった。
ラップに何の知識も関心もなかったがすぐに夢中になって読んだ。

64歳の母親明子さんと35歳の息子、この関係が何とも…
でも同年代で同年代のひとり息子がいる私は、めちゃくちゃハマりました!

明子さんの言動はちっとも特殊ではないけど、息子にとってはその愛情は伝わらなかったのが、納得だし悔しいな…。
でも私は明子さんの言葉は自分の言葉だったように思えた…

著者のデビュー作、私年代かと思ったら息子世代びっくり
おかんの気持ちをめちゃ上手く表してたのは、自分を元にしたのかな?

私も自分と置き換えて反省するところも多くて、インパクトが強すぎたのか?頭の中がラップでグルグルしてた爆笑 ヤバァ

今年最後の読書日記が✩5つで良かった!
ということろで読書日記を2023年を締めくくります。

また来年もよろしくお願いします。
ありがとうございましたm(_ _)m