読書日記2023-251

青い雪

麻加朋(著)

[光文社2022年2月発行]

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青い雪 [ 麻加朋 ]

 

  あらすじ

第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
夏の数日をともに過ごす三組の家族を、悲劇が襲う。 五歳の少女が失踪したのだ。 事件性も疑われるが、行方は知れぬまま、月日が過ぎていく。 長い時を経て現れ出た一通の告発状。 絡み合った謎が氷解したとき、明らかになる真実とは? 

新人離れしたストーリーテリングで描く慟哭の大河ミステリー


  感想

久々に正統派ミステリーを読んだ!って感じです。

なんと作家さんは新人賞受賞時が61歳で主婦とありました!びっくり

この本がデビュー作だそうな〜


よく練られたストーリーで、前半でひとつの謎解きが終わり「あれ?」

後半はどう展開するのか興味津々。


そして終盤、犯人は何となく前半から予想していたけど、そこからの展開に…えっ?エッ?びっくり


最後には何層にも深く掘り下げたような結末でした。

ミステリーというよりも"家族"という人間ドラマを表していたようにも思えたかな?


『青い雪』の意味は最後の最後に!

その後にしみじみ表紙を眺めてしまいました…。


ありがとうございましたm(_ _)m