読書日記2023-245
夫婦集
小野寺史宜(著)
[講談社2023年8月発行]
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あらすじ
娘が婚約者を連れてきた。 他人の分の寿司も遠慮なく口にする、だらしのない男。 娘が選んだ人ならば。 自分は、心が広く先進的な父親。 そう思っていたはずなのに。
神保町にある出版社、景談社で働く佐原滝郎は、娘の結婚に心が揺らぐ。 「娘が結婚すべきではない」と感じた婚約者は、意外にも滝郎の妻には好印象。 妻もあの婚約者のことは気に入らないと思っていたのに、一体なぜ? 積み重ねてきた夫婦生活の中で初めて見えた、自分と妻の間にあるひずみ。 もしかして、妻と自分はーー。
社内の三組の夫婦の姿を見ていくうちに、滝郎はある決意を固める。
感想
短編連作であるのかな?
同じ出版者に勤める4組のそれぞれの夫婦を描いたお話。
当然、夫婦の形はいろいろですわ。
著者の執筆本で『夫婦三部作』を何かというと引き合いにだし、その小説の夫婦をモデルにしたような本作の夫婦。
私もこの三部作は読了済みだけど、小野寺作品ぽくないと思っていたので、やはりこの本ももうひとつ乗れなかったかな?
でも、結婚30年の佐原夫婦の最後の話は良かったです!
お互いを認め合う夫婦、相手を尊重するのは基本ですもの
来年ルビー婚式を迎える我が夫婦、そりゃ〜色々とあったし今だってあるけど、誰よりも長く一緒にいる相棒だからね〜、最期まで寄り添いたいかな
ありがとうございましたm(_ _)m