読書日記2023-239

前の家族

青山七恵(著)

[小学館2023年7月発行]

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前の家族 [ 青山 七恵 ]

 

  あらすじ

「借金をして家を買おう」。 37歳、独身、小説家・猪瀬藍は、中古マンションの購入を決意。 夫婦と娘2人の4人家族が暮らす物件を内見し、理想的なマンションに出会えたと契約を結ぶことに。 新居での新生活に心躍らす藍。 しかし、その先に思いもがけない展開が待ち受けていた…。 果たして、その物件に手を出してはいけなかったのか…。

芥川賞作家が挑む異色のマイホームミステリー。


  感想

表紙のほんわか感が、なんとも恐ろしい結果に…。

あぁ〜芥川賞作家さんだったのね!

やはり少し馴染みにくかった…。


何となく結末が予想できる伏線が多々あり、主人公の藍の無防備ぶりに苛つく場面が多かった!

が、先が気になりどんどん読み進めたくなるのよねぇ爆笑


前に住んでいた部屋に執着する気持ちがあまり理解出来ないので、違和感はありありなんだけど、そこがこのお話の焦点でもあるんですよね!

ワタクシ生涯で7回の引っ越し経験ありです(最近の仮住まいを含めたら9回だ)執着は全くなし


独身アラフォー女性が家を買うには、色んな意味で強さが必要だと思う。

その覚悟がまだなかった主人公。

まぁ〜それにしても"前の家族"は異常だけどね驚き

これはサスペンスでした!


ありがとうございましたm(_ _)m