読書日記2023-238

路地裏のほたる食堂

2人の秘密

大沼紀子(著)

[講談社タイガ2018年1月発行]

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あらすじ

神出鬼没の屋台「ほたる食堂」店主の神宗吾と、冬休み限定の高校生バイト鈴井遙太には、秘密がある。 それは「料理を食べると作り手の思念や過去が見える」というもの。 奇妙な力を隠したい神と力が役に立つことを信じる遙太の前に、思い詰めた一人の客が。 彼の悩み―姿を消した少女の行方捜しを手伝ううちに、屋台の元常連客・倉持翔平のきな臭い失踪事件に巻きこまれ…。


感想

シリーズ2冊目。

前作で思った通り、表紙の二人が主役でした!

前作はなが〜いプロローグって感じね(^_-)-☆


舞台は岐阜から東京へダッシュ

不思議な力を使っての人探し。

もう〜ファンタジーなんだけど、何となく面白い!

でもやはりティーン分類本らしく、大人向きではないかも…。


シビアな問題も持ち上がり、アルコール依存症の脳内状態は痛すぎる…ショボーン

近年では完全な病気として治療せねばならない状態!

本人の意思だけの問題じゃないのよね。

私も身近な人にいたので、その切実さはよく知っている…


自分の特殊な力を使いたくない宗吾と役立てたい遥太の想い…

「何も見ないで、何も知らないで、それで誰かが不幸になるなんて嫌だ」

18歳は真っ直ぐなんだよね!グラサン


まだ宗吾の過去が見えてこない。

次回はそれがメインかな?


ありがとうございましたm(_ _)m