読書日記2023-235
翼の翼
朝比奈あすか(著)
[光文社2021年9月発行]
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![翼の翼 [ 朝比奈あすか ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4288/9784334914288_1_3.jpg)
あらすじ
なぜ我が子のことになると、こんなにも苦しいの? ひとり息子の中学受験挑戦。 塾に、ライバルに、保護者達に振り回され、世間の噂に、家族に、自分自身のプライドに絡め取られていく。 過熱する親の心情を余すところなく描いた、凄まじき家族小説。
感想
お初な作家さんかな?
8歳〜12歳のひとり息子の中学受験奮闘記?
あり得ないと思うか…
リアル感満載と思うか…
子供が育つうちにだんだんと欲を持つ親。
塾での成績が良くて期待を膨らませる親。
子供の中学受験を経験した親。
そして、自分が未熟だと認められた親。
どれかを経験した人としてない人では感想も随分と違うと思います。
ちなみに私は全部を経験した…
ただし、受験に関しては本の内容とは全く違って、私立でも公立でもどちらでも良かったので力は入れてなかったけどね。
しかし子供自身はそれなりに追い詰めらたのかもしれないな…
中高一貫校を高一でリタイアした時、私達親もまさに『未熟で愚か』だったと実感した。
本文に出てきた《コンコルド効果》今まで費した時間とお金に執着してしまう
なるほど!これは確かにあるなと。
ここまで何のために…と思ってしまうと、抜け出すには勇気がいりますね。
でも、いちばん大事なのは我が子の"笑顔"😄
そして親の笑顔😁😆
ありがとうございましたm(_ _)m