読書日記2023-223
首都崩壊
高嶋哲夫(著)
[幻冬舎2014年2月発行]
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![首都崩壊 (幻冬舎文庫) [ 高嶋哲夫 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4005/9784344424005.jpg)
あらすじ
東京直下型巨大地震が、世界大恐慌を起こす。
国土交通省の森崎は、東都大学地震研究所の前脇から、マグニチュード8クラスの東京直下型地震が大幅に早く発生する予測データを示される。 その翌日、今度はアメリカ留学時代に親友となったロバートが大統領特使として来日し、東京直下型地震の経済損失が112兆円にもおよび、1929年を遥かにしのぐ世界大恐慌を引き起こすレポートを突きつけてきた。右往左往する森崎、そして日本政府。 人類未曾有の危機を回避する手段はあるのか。 模索し始めたとき、震度6弱の地震が東京を襲った。 地震規模が予測を下回っていたことに一度は安堵する森崎。 だが、この地震は首都崩壊への序曲にすぎなかった……。
感想
著者の新刊『首都襲撃』に興味を持ち、ブロ友さんの「まずは官邸襲撃からを」の教えを間違い、『首都崩壊』を読んじゃいました『官邸襲撃』も手元にあります!
でもこれは読むべき話でしたね!
ただこういう経済小説は疲れる…
最初から最後まで走っているような感覚で、余計に疲れた
2014年の作品だけど、今現在の日本と酷似している!先見の明?
コロナもあり日本の借金はますます増え、円安、そして地震も日本各地で起こっているし…
物価も上昇し続けているのに、政府の対応は後手後手…
首都崩壊…日本崩壊…
このままでは経済崩壊
言い得て妙な言葉が載ってました
《国債発行は一千兆円を超えた。経済も落ち目、資源もない、少子高齢化も世界でいちばん進んでいる。にもかかわらず日本政府が対策を講じる見込みもない。過去の遺産で生きている国だ。》
多分初読み作家さんだと思うけど、著書を見てみると社会経済小説が多く、興味深い題名もたくさんありました!
ありがとうございましたm(_ _)m