読書日記2023-216
図書館の神様たち
櫻いいよ(著)
[小学館文庫2018年11月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
過去と現在が交錯する図書室で出会った二人
居心地の悪い家に帰りたくない爽風は、学校の裏庭に建つ三階建ての古い図書室へ向かった。 誰もいない図書室で本を探していると、物陰からひとりの男子学生が現れる。 彼、笹木誠は同じ学年らしいが、まったく顔を知らない生徒。 そして優しい笑顔を見せる彼の口元には、誰かにつけられたであろう痛々しい青痣があった…
時間が交錯する不思議な図書室で、繋がったふたりの「いま」。 爽風は誠を未来の“死”から救おうと、事なかれ主義だった自分を奮い立たせる。諦めを希望へと変えるために――!
感想
題名に惹かれて手に取った1冊。
表紙から優しい話かと思えば、いじめや家族問題など、キラキラとは違い痛々しい青春ファンタジーでした…。
クラスの集団無視や友達の孤立など高校生の日常で起こりそうなリアルな問題と、不思議な世界がシンクロしていく。
無力でも微力でも傍観者にならないように…
わぁ〜青春だわ!![]()
と思ったけど、大人の世界でも人間関係は同じかもしれないな…
《この世界の神様はわたしだから》
自分の世界は自分で決めていいんだ!ってことかな?
最後の最後はニンマリ😂
ありがとうございましたm(_ _)m