読書日記2023-207
掬えば手には
瀬尾まいこ(著)
[講談社2022年7月発行]
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あらすじ
大学生の梨木匠は平凡なことがずっと悩みだったが、中学3年のときに、エスパーのように人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。 ところが、バイト先で出会った常盤さんは、匠に心を開いてくれない。 常盤さんは辛い秘密を抱えていたのだった。 だれもが涙せずにはいられない、切なく暖かい物語。
感想
帯の言葉…
《ちょっぴりつらい今日の向こうは、光と音があふれてる。》
とても意味深な言葉です…
特にどうってことのない物語なんだけど、全てが優しい〜
何しろ悪人がいないのがいい!
癖の強い口の悪い店長はいるけど、これもただの不器用さんね。
謎の常磐さんの秘密も優しく解決だしねこれは…霊?ファンタジー?
人の心が読めても読めなくても、それが分かったり察したりした時に、行動に移せるかどうかが問題だと思う。
行動に移せる人って、他の人を大切に出来る人ですよね!
それは凄い特技だと思います
でも…人の心が読めるならば、1番身近な女性の気持ちも読めないとね
読み終わって暖かい気持ちになれる作品はいいなぁ〜
ありがとうございましたm(_ _)m