読書日記2023-204
答えは市役所の3階に
辻堂ゆめ(著)
[光文社2023年1月発行]
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あらすじ
コロナ禍がもたらした、幾つもの「こんなはずじゃなかった」。 市役所に開設された「2020こころの相談室」に持ち込まれるのは、切実な悩みと誰かに気づいてもらいたい想い、そして、誰にも知られたくない秘密。 あなたなりの答えを見つけられるよう、二人のカウンセラーが推理します。
最注目の気鋭がストレスフルな現代に贈る、あたたかなミステリー。
感想
確かに"あたたかなミステリー"でしたね!
初めての場所で初めての相手、しかも無料だと相談者は本音を言いにくい?
誰もが自分をさらけ出せなくても仕方ないかな?
ただそれを心理士が雑談のように密室で話題にし、その嘘を指摘する行為がちょっと嫌だなと思っちゃいました…愛情は感じるけど…
5人の相談者の話がそれぞれに短編で書かれているけど、それが意外なところで繋がっていて、特に最初と最後は思わず『おぉー!』
基本的には"コロナ禍"
今は昔…とまではいかないけど、確かにこうだった!と過去のように思うのはそれだけ衝撃的だったからでしょうね!
今もまた新しい株がでて徐々に猛威を奮っているから、皆さん気をつけましょう!
ありがとうございましたm(_ _)m