読書日記2023-203
犬を盗む
佐藤青南(著)
[実業之日本社2022年9月発行]
✩✩✩
あらすじ
殺人現場に残された愛犬の痕跡――真実を知るのは、その瞳だけ。 デビュー10周年、著者入魂の慟哭ミステリー!
高級住宅地で一人暮らしの老女が殺害された。 部屋には、かつて犬を飼っていた痕跡があり、刑事たちは周辺の捜査を開始する。 一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープをモノにするためコンビニでアルバイトを始める。 同じコンビニで働く松本の過去を知る鶴崎は、松本が突然犬を飼い始めたことに驚愕するが――。 深まる謎、犬との絆に感涙&一気読み必至!
感想
タイトルに犬とか猫が入ると気になる私
初読みではない作家さんだけど、かなりお久しぶりですね。
プロローグからエピローグまで、その間にも挟まれるお犬様のひとり言!?が事件のヒントになりましたね。
途中で何となくストーリーが見えてきて、もしかしたらコイツが犯人?とも……当たりぃ〜🎯
ちょっとこじつけ感もありありだったけど
犯人も然ることながら、一番嫌だったのは過去の罪を暴きたてるSNSの醜さ!
犬愛が強すぎて某掲示板に書き込んだり尾行したりやばいミステリー作家!
そして、やはり罪を犯した人は更生できないと決めつける言葉!
法的処罰はないのか?
その辺りが馴染めず悲しくなったかな…
ありがとうございましたm(_ _)m