読書日記2023-198
特殊清掃人
中山七里(著)
[朝日新聞出版2022年11月発行]
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あらすじ
誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。 特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。 彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。 『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。
感想
人の死に関わる職業『特殊清掃業者』が、死の偽装や隠された真実を探すお話。もちろんお掃除も!
面白かった!というと失礼な内容かもしれないけど、描写云々は置いといて、故人の人生の縮図を見たような気がした…。
思わず夫にも薦めてみましたよ!
特殊清掃という仕事の大変さは、他の本でも読んたことはあったのでそれなりに知っているつもりだったけど…
清掃シーンの描写はなかなか壮絶で、思わず前のめり!?
グロい系・虫苦手な方は要注意ですね 生きている人間の方がグロいか?
社長(五百旗頭なんて読める?)はじめスタッフが落ち着いて淡々と作業する姿がいいですね!
変にギャーギャー言ったりしたりするのは、やはり不謹慎な気分になるので
「部屋の主が居なくなってもその辿った足跡が残る」
誰にも看取られずに逝った方の人生を大事に思う特殊清掃人さん
これって続編ありかな?
ありがとうございましたm(_ _)m