読書日記2023-187
サクラの守る街
朝倉宏景(著)
[講談社2023年5月発行]
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あらすじ
「拳銃も持てない」「逮捕もできない」そんな最弱の守護神!
6年前、3億円盗難事件を引き起こし、信用が失墜したサクラ警備保障株式会社。 佐久良社長は経営立て直しの中過労で亡くなり、現在は息子の光輝と基輝が跡を継いでいる。 父は何を守ろうとしていたのだろうか。 そして、俺は何を守ればいいのだろうか。 答えの出せない弟の基輝は、人事部次長として面接をすると最後に「あなたは何をまもりますか?」と尋ねるようになった。
「あなたは何をまもりますか?」
感想
朝倉宏景さんの新刊というので予約。 綺麗な表紙で人情モノかなと思えたので…
人情モノといえばそうで、警備会社が舞台のお話でした。
警備員さんは今やスーパーや駐車場、工事現場でも普通に見かける馴染みがあるお仕事。
でもその内容を詳しく知ることは無かったので、この本を読んでにわか知識!?
警備業法で業務内容が4号まで区分なんですって!
社員の不祥事で信用を失墜させた警備会社を亡父から引継ぎ、立て直そうとしている兄と弟。
半目しあってるけど、初めから兄は大人と感じ、それに反抗する青い弟って感じね![]()
その亡くなった父の言葉
『人は必ず大事な何かを守って生きている。家族であれ、金や財産であれ、地位や名誉であれ、守ることそのものが生きる意味となっている』
その"守る"を"まもる"のが警備会社の使命!?
序章からサクサクと読み進め、第4章がちょっと馴染みにくく…
あまりに登場するので、実在の画家さんなのかと検索したけど出て来なかった…
私は何を守りたいのか?守っているのか?
家族、仕事、家、誇り、プライド…
最終的には自分自身じゃないかな![]()
ありがとうございましたm(_ _)m