読書日記2023-185
華ざかりの三重奏(テルツェット)
坂井希久子(著)
[双葉社2023年4月発行]
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あらすじ
独身で子供のいない可南子は、もうすぐ還暦を迎える。 これまでは仕事一筋に頑張ってきたが、定年退職したあと、どう生きればいいのか途方に暮れている。
そんな中、子育てと介護を終えたかつての友人・芳美から、一緒に暮らさないかと誘われて…。 それぞれ人に言えない悩みを抱える迷える六十歳たちは「人生の問題」にどう向き合うのか?
感想
ちょっとクセがある話だけど、年齢的にはドンピシャ
その心情にシンクロしちゃいました
同級会での再会をきっかけに、還暦をむかえた女性2人が同居を始めるのは危なっかしく思えるけど、それからの展開が面白い!
共通の趣味だった、懐かしい漫画の話も出てくるけど、そこは私とはシンクロしなくて…
私がよく読んでいたのは小学生の頃で少しズレるかな?
それになんと同人誌を作りコミケに参加する事になってしまうけど、結局は何か打ち込めることを探していたんでしょうね!?
還暦を迎えたってまだ隠居するには早いし、心の隙間が埋められるかどうかが残りの人生テーマかも?
テンポのよい展開とキャラの濃い3人組、やぎのユキくんに魅了されあっという間に読了〜
ありがとうございましたm(_ _)m