読書日記2023-181
あの家に暮らす4人の女
三浦しをん(著)
[中央文庫2018年6月発行]
✩✩✩
あらすじ
ここは杉並の古びた洋館。 父の行方を知らない刺繍作家の佐知と気ままな母・鶴代、佐知の友人の雪乃(毒舌)と多恵美(ダメ男に甘い)の四人が暮らす。 ストーカー男の闖入に謎の老人・山田も馳せ参じ、今日も笑いと珍事に事欠かない牧田家。 ゆるやかに流れる日々が、心に巣くった孤独をほぐす同居物語。 織田作之助賞受賞作
感想
久々に読んだ三浦作品。
こんな作風だっけ?と思うほどでした。
古い洋館に暮らす母子と同居人のシェアハウス的な話で、4人の女性の淡々たる生活に多少の起伏がある程度のお話かと思ったら…
雪乃がこの家にある「開かずの間」の掃除を思い立ったころから話の調子ががらりと変わって…エッ
語り手が定まってないからか物語の展開が分かりにくく、突然カラスの精みたいなのや佐知の父親の霊が語り手になったりもするし…
ドラマ化もされたみたいで、やはりカラスや父親霊も出てきたのかしら?
アラフォーの佐知や雪乃の関係や会話には結構笑えたんだけどね
ありがとうございましたm(_ _)m