読書日記2023-172

誰かがこの町で

佐野広実(著)

[講談社2022年1月発行]

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誰かがこの町で [ 佐野 広実 ]


  あらすじ

高級住宅街の恐ろしい秘密。住民たちが隠し続けてきた驚愕の真実とは?
人もうらやむ瀟洒な住宅街。 その裏側は、忖度と同調圧力が渦巻いていた。 やがて誰も理由を知らない村八分が行われ、誰も指示していない犯罪が起きる。 外界から隔絶された町で、19年前に何が起きたのか。  江戸川乱歩賞受賞第一作。


  感想

気になる作家さんの本というので読んでみた。


安心安全な町?

でも何か…その不気味さがずっと付いてまわってくる。


二つの話が交互に進められ、それがどこで結びつくのか?が気になり読み進めて…

だんだんと真相が見えてくるまでに、色んな人の想いが絡み過ぎて…


最終的には三つの事件が絡み合うのは、真相を知れば単純なんだけど複雑過ぎました。


ひと言でいうと"洗脳"

思い込みイヤ思い込まされた間違った正義が、本当の正義や常識や道徳より優先されてしまうなんて凄い!怖い!としか言えないわアセアセ


ありがとうございましたm(_ _)m