読書日記2023-170

鎌倉駅徒歩8分、空室あり

越智月子(著)

[幻冬舎2022年12月発行]

✩✩✩✩+


鎌倉駅徒歩8分、空室あり [ 越智 月子 ]


あらすじ

誰かと生活することは、めんどくさいけどあたたかい。 鎌倉駅から徒歩8分。 木々と小鳥に囲まれたシェアハウスには、今日もカレーとコーヒーの香りがいっぱい。 まだ空室アリ〼。
男手一つで育ててくれた父が死んで、鎌倉のカフェを引き継いだ香良。 ある日離婚した親友が押しかけてきて、いつの間にかシェアハウスをはじめることに! 次々やって来る入居者たちは、みんなちょっとワケあり。 慣れない他人との共同生活に、イラっとしたり文句を言ったりもするけれど……。 家族だから言えない、家族だから甘えられない。 そんなひとりぼっちになった住人たちが見つけた新しい形のきずなに、あたたかい気持ちになる1冊。


感想

前回読んだ越智作品が良かったので又読みたくて借りました。


読み始めて、前作みたいな揺さぶられる感じがないなぁ…

と思いながら読み進めていくと…

おぉー、やはり越智月子さん!

ジワジワ沁みてくる深い内容になっていきました(*^^)v


離婚して転がり込んできた心友の三樹子の提案でシェアハウスにすることになった時は安易だなぁと。

色んな事情を抱えた住人達がやってくるのはお約束よね(^_-)-☆


最後の最後のオチは、予想半分当たりだけど、半分はビックリ\(◎o◎)/!


人生って色々あるんだ!とそれぞれに大きな声で言いたくなる場面が、逆に心地よかったわ〜♫


少し前に読んだ『若葉荘の暮らし』と似ていたけど、こちらの方が好きかも!?


越智作品、また読みたいです!


ありがとうございましたm(_ _)m