読書日記2023-167

咲ク・ララ・ファミリア

越智月子(著)

[幻冬舎2016年4月発行]

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あらすじ

父の再婚相手は、40歳の美しい男でした。
62歳になる父から突然聞かされた再婚話。 10年以上前に、母が若い男と駆け落ちした後、結婚して早々と家を出た長女・橙子(39)、代わりに家庭を支え続けた次女・柊子(36)、引きこもりの三女・桐子(31)、空気より軽い四女・楓子(29)が一同に会した姉妹会議の場に、再婚相手が現れて……。
母の出奔以来、バラバラになっていた四姉妹。 不完全な家族の熾烈な衝突(バトル)と心の通い合う一瞬を描いた、書き下ろし傑作長編


感想

お邪魔したブログで紹介されていた本。

物語は、それぞれが木の名前の個性的な4姉妹が順番に語り手になって進んでいく。


それぞれの目線により語られる内容は、考え方や受取り方が随分と違うもんなのね…


母親は年下男性と駆落ちし、父親も年下の男性と再婚!

これは子供としては納得し難い展開だわ…


いきなり一章からのめり込んでしまい、語り手と一緒にイライラムカムカムカムカハッしてしまった爆笑


それでも他の姉妹(全員30代)の毒気混じりの仲の悪さや父親の浮かれよう、意外な再婚相手と次が気になる展開に目が離せなくなったウインク


色んな事があり過ぎる家族だけど、血縁だけが家族ではなくて、家族とは作り上げていくものなんだとつくづく思えた!


読了後、爽やかな気持ちになれたのはそういうことなんでしょうねウインク


ありがとうございましたm(_ _)m