読書日記2023-143
ラブカは静かに弓を持つ
安壇美緒(著)
[集英社2022年5月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
武器はチェロ。 潜入先は音楽教室。
傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。 想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。 ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。 目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。 橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。 師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……
感想
本屋大賞2位という看板がドーン!
直ぐに予約したが人気が高くやっと読めました。
前評判に期待し過ぎたのか…
そんなにハマらなかったかも?
トラウマを抱えた主人公の心の中、精神的な脆さ、職務からの逸脱…
先生や仲間との出会いや音楽に癒されていき、スパイとしての冷徹さを欠いていく様は興味深く惹き込まれた!
ただ何となく展開が読めてしまい、感動の頂点がボヤケてしまったのが残念![]()
《心震える“スパイ×音楽”小説!》
著作権使用料っていうのは、中々シビアな問題ですな?!
ありがとうございましたm(_ _)m