読書日記2023-138
ここが終の住処かもね
久田恵(著)
[潮出版社2022年12月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
シングルマザーとして奮闘してきたカヤノは、70代の今、都会から移住した「サ高住」で気ままに暮らしていたが……。 個性的な住人たちとのやりとり、娘や息子との関係、予期せぬトラブル、ときめく出会い。 風光明媚な丘陵地の「サ高住」を舞台に、いまどきシニアの日常生活を軽妙なタッチで描いた物語。
感想
タイトルが気になって借りた1冊。
ワタクシも60代になるともうシニアライフの仲間入りだもんね〜
主人公は70過ぎの元雑誌ライター、ある高原のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で色んなことに煩わしくない老後を過ごそうとする、その心境が綴られているが…
老後といえど、運転もするしスマホも操れるし、年寄り臭さはないのよねぇ〜![]()
久田作品は多分初めてだと思うが、読みやすい文体で流れも無理なく受け入れやすい!
が、何となく人物像が掴みづらいところもあり…
田舎とはいえ、こういう施設に入るにはそれなりの"金"よね![]()
うちの近くにあるサ高住は、マンションタイプや内廊下の部屋タイプなど、ここまで自由な雰囲気ではないな?! 出掛ける時は必ずチェックがあるし
それにやはり人間関係は大変みたいですね。そりゃ〜集団生活でもあるから、自由気ままとはしにくいのは仕方ないかな?
本文より
『それぞれが、それぞれに自分のリズムで日々過ごせること、それが老いの暮らし方のもっとも好ましい形なのだ』
それでもこんな場所に入れるならば、私は行きたいな!先立つものがないけど…
ありがとうございましたm(_ _)m