読書日記2023-128
今夜、ぬか漬けスナックで
古矢永塔子(著)
[小学館2022年10月発行]
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あらすじ
「ぬか床の中には神様が住んでいて、優しく語りかけることで味がまろやかになる」
何年も音信不通だった母が亡くなったという報せを受けて、瀬戸内海に浮かぶ小豆島を訪れた槙生。 亡き母の夫だという自分より年下の男・伊吹と出会い、職を失ったばかりの槙生はしばらく家に住まわせてもらうことになる。 祖母から引き継いだぬか床を、祖母の教えを胸にさまざまにアレンジしてふるまううちに、島の人々とのあいだに温かい関係ができていく。
人生の悲しみも苦しみも、温かい島の風とぬか床の香りが癒してくれる。 読み進めるごとに心が温まっていく感動作。
感想
古矢永作品は3冊目かな?今までいちばん良かったなぁ〜
小豆島には割と土地勘があるので、土地の描写にも馴染みやすかったのかも
七話から成立ち、そのタイトルがぬか漬けのやり方で、そこに人生を絡めているのが上手い!
当初はタイトルがソソらなくてパスしていた作品だったので、読んでみてそこが残念!と思ってしまいました…
具合が悪い描写が増えたり、しんみりした描写もあったので、不治の病かと思ったら…
これは予想外だったな!
母親像を話し合いながら、自分が母親になりそれがどんなに酷な理想像であるかを知る…
このお話の言いたいことはそこだったのか!と私は思いました
この本を読んだ方誰もが思うであろう?
ぬか漬けが食べたい?
やりたい?やってみたい?
私は…
以前から買いに行こうと思っていた、無印良品の『発酵糠床』を買いに行こうっと初心者でも簡単?!
ありがとうございましたm(_ _)m