読書日記2023-110
珈琲屋の人々
どん底の女神
池永陽(著)
[双葉文庫2021年1月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
避けがたい理由で人を殺してしまった喫茶店『珈琲屋』の主人・行介と、かつて行介の恋人だった冬子。 ふたりの恋の行方を軸に、『珈琲屋』のある商店街に暮らす人々の苦しみや喜びを描いて人気を集めるシリーズ最新作。
まさに〝人間ドラマ〟と呼べる7つの物語がつながる連作短編集。
感想
シリーズ第4弾は文庫オリジナル。
パターンは相変わらずで、珈琲屋に来るお客はみんな人を殺した行介に会いに来るって…う〜ん、なんか不思議?![]()
彼にならば何でも話せそうとか悩みが分かち合えそうと思うんだけど、それはまた安易?
今回は、自然災害、援交、苛め、整形など題材が多様化であったが、7編どれも結末が曖昧というか想像を掻き立てる?…ような感じでちょっとイラッとくるかも?![]()
最初の話だけは最後に繋がってバンザイ🙌
訳ありホームレスが犬と助け合い生きてる中での言葉
『互いに助け合う仲間であり家族。俺にはそのほうが動物と人間の理想の在り方のように思えます』
ペットとして動物を飼うことに対しての言葉だけど、これは私の心にも滲みました!
ありがとうございましたm(_ _)m