読書日記2023-102

 燃える息

パリュスあや子(著)

[講談社2021年9月発行]

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燃える息 [ パリュス あや子 ]

 

あらすじ

現代人の約七割が、依存症!?
盗り続けてしまう人、刺激臭が癖になる人、運動せずにはいられない人、鏡をよく見る人、緊張すると掻いてしまう人、スマホを手放せない人ーー抜けられない、やめられない。
人間の衝動を描いた新感覚の六篇。 小説現代長編新人賞受賞後第一作


感想

ブロ友さんの感想を読んで読みたいと思った1冊。


ひと言でいうと…エグいガーン


依存症で苦しんでいる人には失礼な言い表し方だけど、読んでいて苦しくなるショボーン


依存しているのか、依存させられているのか。彼、彼女らは、明日の私たちかもしれない。――三宅香帆(書評家)


もしかしたら…と思い当たる部分も多少は誰にでもあるのでは?

人間なんてみんな弱い部分があるものだしね。


6編のそれぞれを小気味よいリズムでつい読まされてしまうような文体…

感覚的には生々しく上手い!


最終話に全員を登場させる辺りも上手いなぁ〜口笛


ありがとうございますm(_ _)m