読書日記2023-99
貸本屋おせん
高瀬乃一(著)
[文藝春秋2022年11月発行]
✩✩✩
あらすじ
物語の舞台は、文化年間の江戸浅草。 女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉の奮闘を描く。 盛りに向かう読本文化の豊饒さは本好きなら時代を超えて魅了されることでしょうし、読本をめぐって身にふりかかる事件の数々に立ち向かう〈おせん〉の捕物帖もスリルに富んでいます。
感想
初読みの作家さんです。
江戸時代の下町に生きる貸本屋の女性の物語。
ひと言でいうならば粋だねぇ〜
そして逞しい女性、今ならば当たり前のことでもこの時代では生きにくかったのでは?
今のような印刷技術がない江戸時代の貸本屋というのがどんなのだったかを知れました。
その仕事を通じて、その界隈で起こるトラブルに巻き込まれてつつ、それをまた解決するお話かな?!
おせんの粋さは心地良いけど、時代背景の把握もしにくく、私には乗りにくかった本だったかも…
ありがとうございましたm(_ _)m