読書日記2023-82
本日のメニューは。
行成薫(著)
[集英社文庫2019年10月発行]
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あらすじ
入院中の父に中華そばを出前したい二人の子どもと、変わり者の大人たちが起こした奇跡(「四分間出前大作戦」)。
マズメシ母に悩まされる女子高生と、おむすび屋の女性店主の愛情(「おむすび狂詩曲」)。
底なし大食い男の葛藤と、デカ盛り定食を作り続ける頑固親父の秘めた過去(「闘え!マンプク食堂」)。
熱々の美味しい料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される、5つの極上の物語。
感想
お初の作家さんです。
どの話も優しいです!
"誰かのために"と言うのが軸になってますね。もう〜ところどころでウルウル
ラーメン屋さん、町の大衆食堂、昔ながらの洋食屋さん、商店街の個人経営のお店、キッチンカー
どれも店主の想いが詰まってました!
美味しいものを食べて欲しい、美味しいものを食べさせたい、美味しいものを食べたいと、食は誰にも欠かせないことだもんね
「おむすびはね、人と人とを結ぶものなんよ。」
優しい気持ちになれますね
いちばんグッときたのは、閉店する店の1日「或る洋食屋の一日」
50年も続けた日々にピリオドを打つ気持ち…
近い将来に私も体験するであろうと思うと、何とも言えない気持ちになったな…
続編も予約済なので楽しみです!
読みながら何となく著者行成薫さんは女性のイメージだったので、男性なんだと知りちょっと驚きだわ
ありがとうございましたm(_ _)m