読書日記2023-73
彼女が最後に見たものは
まさきとしか(著)
[小学館文庫2021年12月発行]
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あらすじ
クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。 五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明でホームレスらしい。 警視庁捜査一課の三ツ矢秀平と戸塚警察署の田所岳斗は再びコンビを組み、捜査に当たる。 そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。 予想外の接点で繋がる二つの不可解な事件の真相とは――!?
誰も知らない真実が明らかになる瞬間、世界が一転する。
感想
続けて読んだまさき作品。
『あの日、君は何をした』の続編
前回の刑事コンビがまたも事件解決に動く訳だけど、相変わらず三ツ矢刑事の風変わりさといきなりの解決への道はちょっとな…
でも前作と同じく、全く違う事件が繋がる手法で、ホームレス女性が新宿で遺体となって見つかった殺人事件と、その1年以上前に千葉で起きた未解決の男性刺殺事件。
またもどう繫がるのかに興味津々で、そこに関わる人間たちの愛憎、暗い過去、心の闇、傷、狂気を、テンポ良い文体ソソられた!
あちこちに散らばっていた伏線も回収され…そしてたどり着いた真相
最後はちょっとバタバタ感が否めないけど、一気に読みたくなる話でした!
前作よりもまとまりもありいい感じ〜
また続編もあるのかな?
ありがとうございましたm(_ _)m