読書日記2023-67
犬小屋アットホーム
大山淳子(著)
[U-NEXT2022年11月発行]
✩✩✩✩✩
あらすじ
「必ずパートナーをつくること」唯一それだけが入居の条件である、一風変わった老人ホーム・ニーシャシャン。
マダムと呼ばれる女性と横須賀という名の支配人が運営するそこには、元ヤクザや余命わずかの男、詐欺を働いてきた女など曲者ばかりが集まり、それぞれとペアになる犬たちも保健所から救われた犬や盲導犬になれなかった子など経緯は様々。
居場所を求める犬と人が支え合い暮らす様に、読んで幸せな気持ちになるストーリー。
感想
大山さんといえば"猫"だったけど、今回は"お犬さま"
完全猫派の私だけど、こんなホームがあったらぜひぜひ入居希望だわ〜
ただ犬好きな人が…というのではなく、訳ありな人間と犬がお互いを支え合いながら生活し、居場所を作らねばならないという発想が素晴らしい!!
人間にも人生ドラマがあるように、犬にも色んな犬生ドラマがある…そこにはほぼ人間が絡んでて…何度となくその話には泣けてきた
ニャンは家に付き、ワンちゃんは人に付くと言われてますから
ラストの支配人の話にも泣けちゃったけどね
犬と人が互いに補い合って幸せな関係で共存できるって、簡単なようでそう簡単でもないのかも?
それには人によって傷つけられ、またその人の再生に全力で尽くしてくれる"お犬さま"の功績だと、傲慢な人間たちは感謝すべきではないかな?
ありがとうございましたm(_ _)m