読書日記2023-29
傷痕のメッセージ
知念実希人(著)
[角川書店2021年3月発行]
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あらすじ
「死んだらすぐに遺体を解剖して欲しい――」医師の千早が父の遺言に従い遺体を解剖すると胃の内壁に暗号が見つかった。 28年前、連続殺人事件の犯人を追うため父が警察をやめたことを知った千早は、病理医の友人・紫織と協力して、胃に刻まれた暗号を読み解こうとする。 時を同じくして28年前の事件と酷似した殺人事件が発生。 現在と過去で絡み合う謎を、千早と紫織の医師コンビが解き明かす!
感想
胃壁の暗号とは…発想は面白い!
知念さんらしい医学と事件の謎解きでした。
ある程度読み進めるとほぼ意図が読めてきたけど、それでも先を読み続けたいという欲求はどんどん強くなり、ラストの真相を知るまで一気読み!
ただ何というか稚拙な部分も多く、伏線も予想がつくし、何より千早の感性が子供っぽく過ぎた…
それでも知念さんだから書ける医学的な部分には感心し、あれやこれやと読み手に想像させる面白さはGOODですね(^^)/
ありがとうございましたm(_ _)m