読書日記2023-19
家族じまい
桜木紫乃(著)
[集英社2020年6月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
「ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ」。 突然かかってきた、妹からの電話。
両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。 認知症の母と、かつて横暴だった父……。
別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。
感想
桜木紫乃さん、以前何冊か読んで苦手意識を持ってました。
この本も読みながらも読了後も気持ちがザワザワ…
なんだろう?
触れたくない事が触れられたみたいな感覚でしょうか?
5章からなる連作短編で、語り手は老若女子。
血縁のある人間関係、認知症、老い…
私には現実的で目をそむけたくなる重たい内容でした。
どこにでもある問題だとは思うけど、血縁があるからこそ意地や過去がからみあって難しい人間関係?!
全ての章の終わり方が含みを持たせていて、読者に考えされられたり想像されられたり…
これが私は尾を引くんですよ![]()
やっぱり苦手だわー![]()
ありがとうございましたm(_ _)m