読書日記2023-9
朽ちゆく庭
伊岡瞬(著)
[集英社2022年6月発行]
✩✩✩✩
あらすじ
中堅ゼネコン勤務の父・陽一は仕事でトラブルを抱え、母・裕実子は勤め先の上司と不倫関係に。 そして、中学生の真佐也は不登校が続く……。
それぞれが秘密を抱える「家族」の行く末とは。壊れゆく家庭を描く“危険”なサスペンス長編。
感想
惹きつけられ度は☆5つだけど、心理的には☆1つかも…
登場人物に苛つくこと半端ない…
そういう温度差で読まずにはいられないなんて、著者の勝ちだな
疲れるけど、さすが伊岡作品でした!
一見幸せな家族だけどそれぞれに秘密と問題を抱えている。
そこから家族が崩壊していくのも当たり前?
そこに発生した殺人事件、ここで立ち直るのかと思いきや…
元凶は"母"?!
でもね、微妙なお年頃の母の気持ちも分からなくはないのよね…
でもやはり"母"なんだから自制しないとかな?!
結局は身勝手な大人(親)に翻弄された結果だと思うと侘しさしか残らないですね
ありがとうございましたm(_ _)m